本当にあったドキドキエピソード!

女の子はロマンチックなことが大好き。男性でもテレビや映画のようなドラマチックなエピソードに憧れている人もいるのではないでしょうか。でも、そんなロマンチックな恋愛、作り物の中だけだと諦めていませんか?私に本当に起こったドキドキエピソードを紹介します。今回は、ちょっとしたトラブルがドラマチックなシチュエーションに繋がったエピソードをご紹介します。ある程度の年齢を重ねた男女の大人な恋愛エピソードです。
腐れ縁から本気の恋に!

彼と二人で待ち合わせをしてデートをするのは初めてでした。出会ってからはもう何年も経っていたのですが、どちらかに恋人がいたり、仕事が忙しかったりして、ちゃんとしたデートをしたことがなかったのです。でも二人の間には体の関係だけはあるという、いわゆるセフレの腐れ縁でした。いくつ恋を経験しても、なぜかセフレの彼のところに戻ってきてしまう自分の心の真意を、そろそろ確かめたくなったわたしは、思い切って彼をデートに誘いました。「セフレ相手にデートなんかしない」という彼なりのルールがずっとあったのですが、このときはなぜかOKしてくれて、もしかしたら彼も特別な気持ちを持ち始めているかもしれないと感じました。
最悪のタイミングでの携帯の充電切れ

待ち合わせは関内駅。赤レンガ倉庫でとあるイベントがあったのです。ところが、もうすぐ待ち合わせの時間という時に、わたしの携帯の充電が切れてしまったのです。関内駅は北口と南口があり、どっちで待ち合わせをするか詳細を決めていなかったことを大後悔しました。
二人を繋いだのは駅の構内放送!

携帯がつかえないのは致命的。待ち合わせ時間になってもなかなか彼は現れません。反対側の出口にいるのかな、と探しに行こうとも思いましたが、もし彼の方もそう思って探し始めていたら、すれ違ってしまいます。少し探してわたしの姿が見えなければ、彼はきっと面倒くさくなって帰ってしまうに違いないとわたしは思いました。どうしようと焦っていると、わたしの目に駅員さんの姿が映りました。「そうだ、構内放送!」わたしは藁にもすがる思いで駅員さんに呼び出しの放送をお願いしました。彼のフルネームが構内放送で呼び出されます。なんだか可笑しいのと、会えるか会えないかのドキドキで不思議な気持ちになっていました。
彼の笑顔を見て、自分の中の本当の気持ちに気づきました

「もしかしたら、もう帰ってしまっているかも」「構内放送なんて聞いていないかも」と不安でいっぱいで待っていました。「初デートで待ち合わせで会えないなんて、本当に彼とは縁が無かったのかな」ななんて落ち込みかけていた時、のほほんとした様子で手を振りながらこっちに歩いてくる彼の姿が目に入りました。「遅刻するってメールしたけど、返信ないからさ、お前のことだからケータイ忘れたのかと思ったわ」彼はそう言うと楽しそうに笑いました。わたしはそんな彼の顔を見て心から安堵し、そして確信しました。ああ、わたし、彼のことが好きなんだなあと。
構内放送のおかげでいきなり二人の距離が縮まった!

会うまでは、実は少し緊張していたんです。ずっとセフレだった相手と、いきなりデートをして、何を話せばいいんだろう、そもそもデートが成り立つのかな……そんな風に思っていたんです。でも、携帯の充電が切れてしまったせいで構内放送を流すなんていうトラブルが発生したおかげで、話題に困ることはありませんでした。また、トラブルを逆手にとって楽しそうにする彼の様子に、男としての器の大きさを感じました。彼は彼で、焦って構内放送なんてお願いするわたしの様子をおもしろがってくれたことで、二人の距離がぐっと縮まっている、そんな感じがしました。
彼とはそれからすぐに付き合うようになって、今年で三年の付き合いになります。
トラブルが恋のはじまりになることも!

いかがでしたでしょうか。トラブルが恋の始まりになることもあります。男と女はどんなことがきっかけで関係を深めるかわかりません。きっとあなたの周りにも、素敵な恋のきっかけが転がっているはずです。それをドラマチックに演出して、素敵な恋、はじめてみませんか?