相性を超える上司の格

上司と部下の関係では相性の良し悪しでお互いの好き嫌いが分かれることもありますね。でも部下が上司を尊敬できるか、ただただムカつくと感じるかは、二人の相性をこえて上司の日頃の言動が影響しています。シチュエーション別に各上司の言動の特徴をまとめました。あなたの上司、またはあなた自身はどちらでしょうか。確かめてみてください。
シチュエーション別・尊敬する上司とムカつく上司
部下を叱る時

[尊敬する上司]
どこが悪かったか、どうすれば良くなるかを感情を交えずに諭すことができます。そしてその後に重い雰囲気を引きずらず、オンオフの切り替えが潔いです。
[ムカつく上司]
「お前こんなこともできないバカなの?」「脳みそ足りねーんじゃねぇの。」など…言葉遣いも悪くて小馬鹿にしたり蔑んだり、仕事とは直接関係のない人格攻撃をします。険悪なムードを何日も引きずることもあります。
普段の勤務態度

[尊敬できる上司]
誰よりも仕事ができます。そして、作業効率の上げ方を知っているだけじゃなく、部下にも惜しみなくその知恵を与えることができます。当然、気分にムラなどありません。
[ムカつく上司]
手を抜くことにかけてはずば抜けていますが、先輩上司に取り入るのは上手だったりします。情緒不安定で、ある時は上機嫌、ある時はヒステリックに怒鳴り散らすなど、その日の気分で周りを振り回します。
クレーム対応時

[尊敬できる上司]
率先して対応に回ります。どんな理不尽なクレームにも動じず、冷静にやるべきことを淡々とやります。
[ムカつく上司]
対応さえ逃げ回ります。なんとかつかまえても、部下の責任にして自分には全く落ち度はないと言い張ったりします。
部下に仕事を頼む時

[尊敬できる上司]
必要事項を事前にきちんと伝え、あとは部下の裁量に任せて成長を後押しします。でも頼ってきた時には的確なアドバイスをくれるなど、フォローも決して忘れません。
[ムカつく上司]
最初に適当な指示を出しますが、途中で新たな指示をいくつも付け加えて、しかもその指示がコロコロ変わります。当然、何度も手直しする必要が出てくるので、手間取ったり時間がかかってしまったら部下を叱責するのが最後の締めです。
部下の功績と失敗への反応

[尊敬できる上司]
部下の功績を自分の事のように喜び、尊重します。失敗した時は部下と一緒に頭を下げ、解決策を考えて挽回まで引き上げることさえできます。
[ムカつく上司]
部下の功績は自分のものです。でも失敗した時は決して責任は取りませんし、顧客と一緒に責め立てたりします。
知らないことに出会った時

[尊敬する上司]
知らないことは知らないと素直に言います。部下が知っていたら、お願いして教えてもらうことができます。
[ムカつく上司]
知ったかぶりをするか、話を逸らしたりします。部下がそのことを知っていた時は機嫌が悪くなります。
飲み会の時

[尊敬できる上司]
送迎会や年末年始など特別な時以外の飲み会には、お金だけだして出席しないなど、部下の羽を伸ばす場を作ってくれます。夢のような上司ですね。
[ムカつく上司]
なんでもない日でも積極的に飲み会を開きたがるにもかかわらず、支払いは割り勘にしたがります。プライベートの時間を削った上に気を使うだけ使って、お金も払わないといけないなんて、部下からすれば拷問のようです。
まとめ

尊敬する上司とムカつく上司を比べてみると、やっぱり大きな差がありますね。尊敬する上司についている部下は、仕事で上司に報いたい役に立ちたいと思うので、仕事の能率があがり、結果的に上司にとっても良い結果が得られます。良い上司でいた方がお得そうですよね。