どうして離婚したいのか?

不倫や借金など、明確な理由がない限り、どうして離婚したいのか?をまず考えることは大切です。なかには不満はないけど愛情がなくなった人や、飽きたからという人もいるかもしれません。しかし本当に離婚してしまって良いのでしょうか?ここでは、離婚を決断する前に考えるべきことをご紹介していきます。もし、離婚に悩んでいるなら参考にしてみてくださいね。
離婚後のライフプラン

離婚するのとしないのとでは、ライフプランも大きく変わっていきます。金銭面はもちろんのこと、精神面も含めたライフプランを考えたときに、どちらがより自分らしくあれるのか、自分にとって良い人生が歩めるのかを想像してみてください。嫌なことに直面していると、その場だけの感情で物を考えてしまいがちですが、ライフプランを想像し考えることは、冷静に離婚を判断する手助けになります。
10年後20年後の夫婦像

離婚したいと思っていても、10年後20年後の夫婦像が想像できるうちは、まだ考える余地があると言えます。本当にダメな夫婦であれば未来のことは全く想像できなくなりますし、できたとしても悲惨なものしか思いつかないでしょう。しかし、あなたの想像した夫婦像が平凡かそれ以上のものだったなら、離婚についてはゆっくりと考えていって大丈夫ですよ。
病気や怪我をしたときの妻の対応

病気や怪我などのアクシデントが起こったときは、夫婦や家族の絆が試されるときでもあります。ちょっとした風邪くらいの病気ではあまり参考になりませんが、本当にあなたが困ったときに妻がどんな対応をしてくれるのかを知っておきましょう。まだ愛情が残っているかもしれませんし、老後の夫婦関係を垣間見ることができるかもしれません。
離婚した場合にかかるお金のこと

少し現実面からも考えてみましょう。離婚をする場合、多くの人はお金の問題に直面します。どちらかが悪ければ慰謝料が発生しますし、今ある貯蓄は分けなければいけなくなるので、当然減ることになります。子供がいれば月ウン万円の養育費を払い続けなければいけないことや、持ち家などの財産も分ける必要があります。家やマンションをローンで購入している場合は、負債をどうするのかも決めなければいけません。
離婚後の子供との関係

子供が幼い年齢で離婚する場合、子供の親権はほぼ母親になります。もちろん、離婚する前に面会の条件などを話し合いますが、絶対に守られるとは思わない方がいいかもしれません。数回は約束どおりに面会できたとしても、その後は何か理由をつけて面会できなくなるケースが多くありますし、子供が大きくなれば、あなたとの面会を拒否する可能性もでてきます。
話し合いで解決できるかどうか

妻に何らかの不満があってひとりで抱え込んでいるなら、一度きちんと話し合いをしてみることも大切です。どうせ言ってもウチのはわかんない…。そう最初から諦めていませんか?確かに理解してもらうには時間も労力もかかるかもしれませんが、離婚をひとりで決めてしまう前に、やれることはとにかくやってみましょう。
離れて考えてみることも大切

一緒にいると悪い部分しか見えてこない、冷静になれないと思うなら、とりあえず別居してみるのもひとつの手です。別々に生活することでわかる部分もありますし、離婚後の生活を体験してみることでメリット・デメリットもはっきりするでしょう。
不満は誰にでもあることを知る

別々に生きてきた人間が一緒に暮らすワケですから、どんなに仲の良さそうな夫婦であっても不満のひとつやふたつは必ずあります。イヤだと思う部分があると、その部分ばかりに目が行きガマンできなくなることもありますが、あなたが今抱えている不満は本当にガマンできないレベルのものなのか?改善する策は全て試したのか?を、もう一度考えてみてください。
離婚はしようと思えばいつでもできますが、離婚後の後悔はどうにもなりませんから、一時の感情で決めないようにしましょうね。