曖昧だからこそ分からない「友達として好き」の心理

「友達として好き」というセリフはあまりにも曖昧すぎて、どう解釈するべきなのか正直分かりませんよね。なぜなら「友達として好き」…だけどその続きは何?という疑問が拭えないからです。嫌われているわけではないからいっか~とポジティブに捉えられる人ならいいのですが、中には「変に期待せないでほしい!」とジレったくなってしまう人もいるでしょう。
実は私も「友達として好き」はよく使います。これにはいろんな思いがあるからなのですが、答えはいたってシンプル。私に限らず、多くの女性が「友達として好き」と言うその心理についてじっくりご紹介していきます。
本当に友達でいたいから

これまでにいろんな話をしてきた仲、あるいは一緒に遊ぶことが多かった仲であった場合、相手の中ではすっかりあなたが「男友達」になっている可能性があります。こうなってしまうと恋愛感情を抱かせることが難しく、当然ながら告白しても「友達として好き」「これからも友達でいたい」という返事が返ってくることでしょう。
男女の友情なんて成り立たない!という人にはこの心理が分かりづらいかもしれませんが、世の中には「異性の友達といた方が気がラク」と答える女性や男性が、たくさんいることを知っておかなければなりません。どんな異性にもすぐ恋愛感情を抱いてしまう人もいれば、恋愛感情抜きで友達として仲良くやっていける人もいるものです。
あなたにとって、好きな女性から「友達」としか見られていないことは非常に辛いことだと思います。しかし決して嫌われているわけではないので、相手の気持ちを尊重してポジティブに受け止めてみましょう。友達でいれば、いつか男性として意識してもらえるようになるかもしれません!
もうちょっと様子を見たいから

「あなたのことを男性として意識はしている、だけどもうちょっとあなたのことをよく知りたい!」といった時にも「友達として好き」と言うこともあります。告白の返事をOKしてしまえばすぐ付き合うことになりますから、万が一好きという気持ちが100%になれなかった場合のことを考えるともう少し様子を見たいのです。
あなたのことをよく知り尽くしている女性なら、様子を見るといったことはほとんどしないでしょう。しかしあなたとまだ知り合って間もない、そんなに深い会話をしたことがないという女性なら、「友達として好き」と言ってひとまず保留にすることは十分に考えられます。
「ちょっと考えさせて」と返事してしまえばあなたに期待させることになってしまうので、友達として好きと言っておけば「変に期待させることはないだろう」という一種の思いやりでもあるのです。
彼氏にするには何か欠けているから

友達として仲良くしている分には何の問題もないんだけど、彼氏にするとなると何かが違うんだよなぁ…というパターンです。もちろんすっかり男友達として見ているからという理由もありますが、ほとんどの場合は「理想の彼氏じゃない」という理由が原因と言えるでしょう。
告白する前に「どんな男性が理想なのか?」「どんな彼氏が欲しいのか?」などを聞いたことはありますか?もし聞いたことがなかったのであれば、あなたは理想の男性に近づくための努力を自ら見逃してしまったことになります。もちろん理想はあくまでも理想ですが、あなたが相手の理想から大きくかけ離れていたら成就することはちょっとばかり難しいのです。
しかしこの場合、努力次第では友達から彼氏へと昇格する可能性も十分にありますから、たとえ「友達として好き」と言われてもめげずに陰ながら努力してみましょう。
許せない欠点が目についてしまっているから

これもまた、友達として一緒にいる期間が長かった人に当てはまりやすいパターンです。長く一緒にいるとお互いの欠点が見えやすくなりますよね。その欠点が理由で、相手があなたを彼氏にしたいと思わなくなっている可能性もあります。
友達として付き合う分には適度な距離をとれるからいいのだけれど、彼氏彼女となったら一緒にいる時間が増えるので余計欠点が目につく…。そう思っているのでしょう。
よく取り上げられる欠点が、お金にだらしない、ギャンブルをする、自己中心的、我が強い、見下すような言い方をするなどといったことです。これまで相手に嫌な思いをさせてきたことがある場合もまた、好きという感情を持ってもらいにくくなります。自分では自分の欠点に気づきにくものですから、何か気になることがあれば勇気を出して相手に聞いてみるのもいいでしょう。
他に好きな人、あるいは彼氏がいるから

なんとなく「好きな人がいる」あるいは「彼氏がいる」と言いにくい時、そんな時もまた「友達として好き」と言って告白の返事を断るでしょう。このような女性は、好きな人・彼氏がいると言うことで、せっかく近寄ってきてくれた男性が離れて行ってしまうのではないか?と考えている場合が多いです。もしくは何か言えない理由・事情がある場合も。
もし「友達として好き」と言われたら、まず初めに相手に好きな人や彼氏がいないか周りの人などに聞いて確認してみるのもいいでしょう。ここでもし本当にいなければ、これまでにご紹介してきたパターンが当てはまる可能性大です。
しかしもし好きな人や彼氏がいた場合、それを隠したい何かがあることは間違いありません。なぜなら「好きな人がいる」「彼氏がいる」と言った方が告白を断りやすいですからね。中には「傷つけたくない」という気持ちから、敢えて「友達として好き」と言うケースもあるかもしれません。
「友達として好き」と言われたらガツガツ攻めないこと

「友達として好き」はとっても曖昧な表現ですが、決して悪い意味ではないのでポジティブに受け止めておきましょう。だからと言って、相手の気持ちや都合をお構いなしにガンガン攻めるのはNG。相手が引いてしまったり、あるいは相手に嫌われるといったことになりかねません。
ここはひとまず相手と友達として仲良くしておくこと。告白された側は少なからず意識しているはずですから、友達として付き合いを続けることで、ひょっとしたらもしかして♡の展開になることだって十分に考えられますよ。