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「この日、私は帰りたくなくなった‥」女性が憧れる誘われ方

女性は男性といるときはいつも胸にキュンとするようなシチュエーションを思い描いていますが、実際にどんな風に誘われると、胸がキュンとするのかを今回検証してみました。しかも今回はショートストーリーで描いてみまひた!頭の中に情景が浮かびやすいと思うので、機会を見つけたら是非試してみてくださいね♪

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女性は誘われたい生き物

やっぱり女性は誘われたい生き物なんです。口に出さずとも、胸の内では「胸がキュンキュンするようなシチュエーションで誘われたら絶対OKするのにな~」とついつい思い浮かべてしまうものなのです。
そこで今回は、女性が思わず憧れる”男性から誘われたいシチュエーション”を小説風に検証していきたいと思います。小説を読んでいるかのような流れなので、情景が頭の中に入りやすいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね♪

~episode01~後ろからギュッと

いつも行っているバーで知り合った彼は、私のタイプにドンピシャ、しかもトークも上手くて聞き上手だった。
初めて会ったのにあまり警戒心もなく話せたのはきっと彼の性格や人柄だと思う。
ついつい話が盛り上がって、気が付けば彼の部屋。
彼はさっき居たバーの時と変わらず私の話を聞いてくれている。

そんな感じで二人して飲みながら居心地のいい彼の部屋で時間を過ごしているとあっと言う間に深夜近く。
さすがに帰らなきゃと思った私は、お礼の言葉を口にする。
「ごめんね、遅くまで。もうそろそろ帰らなきゃ」
座っていた腰をあげ、私は部屋のドアノブに手をかけた。

すると、私の手に彼の掌がやさしく重なった。

私は、驚いてその手をとめた。
「泊まってく?」
耳元でささやかれる彼の声は、疑問系をふっかけている癖に反論は許さないと言っているような気がした。
明日は早いし、そもそも付き合ってもない彼。だから私は天秤にゆられた。

私は答えを出せないまま、彼の方へ振り返った。
「泊まるよな?」
彼の意地悪な瞳と甘い言葉……
私はゆっくりとうなずいた。

~episode02~花火大会

周りは人の波と、ライトを照らし明るくなった屋台、そして私。
一緒に来ていた友達は、いつの間にかこの人の波の中に消えてしまった。右を見ても左を見ても、知らない顔ばっか。
仕方なく、私は川辺に腰を押し付けた。

「一人?」
すると、私の隣に見た事のない男が座った。私は知らない男を目の前に、警戒心が働く。
私は男の側から離れようとすると、手をつかまれた。
「見て」
つかまれた腕をそのままに、彼の指先の先を見ると、ひゅーと花火が上に咲いた。
「――綺麗」
真っ暗な空に大きく咲いた花に私は、思わずそう口を開いていた。私の腕は、彼にまだつかまれたままだ。
「あ、また上がった」
そう言った彼の言葉通りに、また花火があがる。
次から次に夏の夜の空に咲いては散る花に私は気がつくと腰を下ろし、彼の側で見続けていた。

最後にあがった花火を見終わると、彼はゆっくりと口を開いた。
「さてと……」
そう彼が立ち上がったとき、なぜか私は彼の手をつかんでいた。
掴んだあと、どうしてだろうと思った。
この人はなにげなく座ったかもしれないし、ナンパ目的だったのかもしれない。でも、もしかしたら一人でいる私が一人ぼっちにならないようにしてくれたんじゃないか……そう思った。

私は彼の手を離せない。この人と一緒に居たいと思ってるんだ。
そんな私を彼はみて、優しく笑った。
「行く?」
「うん」
私は、ゆっくりと彼の隣に並んだ。

~episode03~彼の策略

久しぶりに友達に、飲もうと誘われて居酒屋に行くと、そこには彼が居た。
私は始めてみる顔に固まっていると、親友が紹介してくれた。
「初めまして」
クールなのか、彼は一言そう言うと私から離れていった。
親友の彼と含めて、私達は4人で遊んだ。とは言っても、彼と私はほとんど会話はないけれど……。

そんな風に数時間過ごした後、居酒屋の暖簾をくぐると、突然親友の口から信じられない言葉が飛び出した。
「じゃあ、こっからは別行動ね」
(えっ?)
驚いた私は、親友の顔を思わず二度見してみる。けれど親友はちゃっかり彼氏と早くも退散していた。
残された私は、思わず立ちつくしている。

(――――ありえない)
とりあえず、ここから逃げなきゃ。
こんな無愛想な男の人なんて、相手に出来るわけがない。
「行くぞ」
「はっ?えっ」
彼は私の意志なんて無視したかのように、私の手を掴んだ。
初対面なのにとか、なんで手……とか、私の気持ちはパニックになるのに、彼は涼しい顔して前を歩いてく。
「ね、ねえちょっと待ってよ、二人共居なくなっちゃったし……」
困惑しながらも私は、彼にそう言うと、彼は振り返った。
「ああ、俺がそうした」
「え……」
私は彼の言葉が分からない。そんな私を見て彼は不敵に笑った。
手を引かれる彼に、私はどうしていいか分からないでいる。この手を振り切って逃げてもいいはずなのに、意味深な彼の言葉が私をそうさせなかった。

ひとつ分かっている事といえばこの男の強引な誘いに、まだ帰りたくないと思ってしまった自分がいる事だけだった。

思わず彼の誘いに乗ってしまいたい時もある

いかがでしょうか?
彼からの甘い誘いをショートストーリー仕立てに表現してみました。ストーリーなので、いつもよりイメージしやすかったと思います。
大好きな彼からの誘いは甘い罠ですが、こんなに甘い罠なら捕まってみたいと思っちゃいますよね。誘い方も難しいものではないので、狙っている女性がいる方は頑張ってくださいね。大事なのはシチュエーションと雰囲気、そして言葉の選び方ですよ♪

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