微妙でデリケートなセクハラ問題

ぶっちゃけると、同じ言葉を言われてセクハラだと感じる相手と、そうは感じない相手がいます。言われる相手によってセクハラだと感じるかどうかが決まってしまうこともあるということです。言われても大丈夫な相手とそうでない相手との違いは信頼関係の差だったり、関係の深さが絡んでくると思われます。また、男性のキャラによっても同じ言葉を言って許されるキャラの男性とそうでない男性がいるのです。
それってどうなの…と思われるかもしれませんが、セクハラを言われた女性がどう受け取るかでそれがセクハラ発言なのかどうかが決まってしまうので仕方ないことなのです。
ということは、女性の性格によっても、あなたが発した言葉がセクハラになるのかならないのかが決まるとも言えます。あまりそういったことが気にならない女性もいますし、敏感にイヤだと感じる女性もいます。相手の女性によって、同じ言葉でもセクハラだと思われるのかそうでないのかは変わってくるということです。
こう考えるとセクハラかどうかのボーダーラインはとても微妙なものです。ですが、セクハラ発言を笑い飛ばしてくれるような女性に対してであっても言わないに越したことはありません。傍から見ていてセクハラ発言を平気でしている男性は見苦しいものですから…。
そこで今から、多くの女性がセクハラだと感じる言葉をご紹介します。自分は言ってしまっていないか、そして今後言ってしまわないように、注意して見ていってください。
女性がセクハラだと感じる言葉とは
女の子なのに凄いね!

例えば、会社で女性が昇進したとき。何かのプロフェクトのリーダーとしてそれを成し遂げたとき。「女性なのに凄いじゃん!」と褒める男性がいますが、これは完璧セクハラですよねこれは。女性なのにってどういうこと?ってなっちゃいます。もう時代は変わりました。確かに昔は女性が男性より下の立場として扱われていた時代があったようですが、もうそんな時代ではありません。男女関係なく、実力のある人が評価されるのです。この言葉は『女性は男性よりも能力が劣っているはずなのに』と言っているようなものです。考え方から変えてもらいたいものです。
太った?

女性の体に関する言葉は全てNG!セクハラになると思っておきましょう。言う男性のキャラによっては許されたり、こういうことを言われても平気な女性も中にはいますが、自分がそれを言ってOKなのか、相手の女性が言われても大丈夫なのかどうかは分からないですよね。だから、絶対言わないでおいてください。「痩せた?」「足綺麗だね」「巨乳だよね」「ウエスト細いね~」など褒める意味で言う言葉もダメです。彼氏や好きな人でもないのに、なんで体のこと言われなきゃいけないの…って言うか、体見ないでほしい…と思われてますよ。
まだ独身?

結婚に関する言葉も相当デリケートな問題です。特にアラサー世代の女性はよくこれを言われます。結婚したいけど相手がいない女性に言えば、独身で悪いのか!と怒らせてしまいますし、そもそも結婚を考えていない女性に言えば、この年になったら結婚するのが当たり前みたいに言わないでほしい!と思われていることでしょう。これと同じく「そろそろ結婚考えないと~」「早くしないと行き遅れちゃうよ~」などとお節介な言葉をかけてくる男性もいますが、放っておいてほしいものです。女性が独身でいることがまるで悪いことのように言うのはやめましょう。不快です。
早く産んだほうが…

〇歳までには出産しておいたほうが…とか、早く作ったほうがいいよ!とか、アドバイスのつもりか知りませんが、これも立派なセクハラです!作ろうとしてすぐできるものでもないし、逆に子供を望んでいない女性もいるのです。もし相手の女性が不妊治療中だったら?もしその女性が子供を作るつもりがなかったら?こんなことを言われたら悲しいやら悔しいやらです。そもそも子供はそんなに簡単にできるものじゃないし。女は絶対に子供を産むものだと決めつけないでほしい!という気持ちでいっぱいになることでしょう。
結婚、出産の話題は本当にデリケートな話題です。むやみやたらに触れることはやめておきましょう。
なんか今日艶っぽいね~

何を見て言っているか知りませんが「昨日彼氏とヤッただろ」と言わんばかりの発言。冗談でからかっているつもりなのか、はたまた綺麗だねと褒めているつもりなのか、そういう意味で言っているのであれば言い方や表情で分かります。セクハラでしかありません。これの逆で「最近ご無沙汰なんじゃないの~」などの言葉も完全アウトです。彼氏とのあれこれを詮索するのはやめましょう。
それに、こういうことを言う男性ってとってもオヤジくさいです。女性にイヤな思いをさせる上に男性としてもかっこ悪いので絶対に言わないでください!
女性が笑えない言葉はセクハラです

いかがでしたか?あなたはこんなこと言っていませんか?
大抵無意識にセクハラ発言をしている男性は、冗談やアドバイス、または良かれと思って褒めているつもりで女性にあれこれ言っているのでしょうが、それで女性が笑えないとなるとこれはもうセクハラなのです。もちろん男女で体の作りには違いがあるため、得意とすること、不得意とすることに差があるのは当たり前です。ですが、それも女性全員に該当するわけではありません。「じょせいだから…」「女性なのに…」という気持ちは捨て、ひとりの人間として女性をちゃんと見ていればそういった考えは頭に浮かばないと思います。
気付かないうちにセクハラ発言をしてしまわないように、日頃から女性をひとりの人間として敬い尊重する気持ちを持つことが大切ですね!