恋愛工学とは一体?

恋愛工学とは…心理学と進化生物学科学的の研究成果をもとにして、金融工学のフレームワークを使い、ナンパ理論を科学的な域まで高めたもの、です。要するに、男性がナンパした女性と効率よくセックスする方法について科学的に研究されたものということになります。
今回ここでは、実際にこの恋愛工学を女性目線で考えたときに、実際に女性はどう感じるのか?をご紹介したいと思います。恋愛工学で推奨されているナンパテクや唱えられている理論をいくつかご説明すると共に、これは確かに効果ありそう、これはあまり効果なさそう…というのを女性目線の意見をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まず『ラポール』ってなに?

みなさん、ラポールって知っていますか?ラポールとは無意識の潜在意識レベルでの信頼関係のことで、恋愛工学においては、男性が女性を口説きセックスに繋げるプロセスの中で、このラポールを築くことが最も重要なことだとされています。ラポールを築く=セックスできる、ということだそうです。そして恋愛工学では、このラポールを形成するためのいろんなテクニックが紹介されているのです。それでは、ラポールを形成するためのテクニックとはどんなものなのか、さっそくみていきましょう。
ラポールを形成するためのテクニック
①ディスる

ディスるとは、笑える範囲で相手の女性をからかったりバカにしたりして、自分がその女性に対して恋愛感情なんてない、ということを示すテクニックです。女性が脈ありだった場合、簡単に手の届く物よりも、手の届きにくいものの方がより欲しくなる、という心理に基づいて、このように女性をディスりましょうということなんですね。またディスることによって男性が上という上下関係を作るという狙いもあります。
しかしこれは…相手の女性の性格によってはうまくヒットすると思いますが、まぁまぁな確率で失敗することもあるのではないでしょうか。男性に突然ディスられたら気分を悪くすることも大いにあると思います。ですが、普段チヤホヤされている女性がチヤホヤしてくれずにからかってくるような男性を好きになるということも実際によくあります。ということは、このディスるというテクニックが効果を発揮することもあるのだと思います。
そして男性のタイプによっても、ディスって許される男性と、なんであんたにそんなこと言われなきゃいけないの?と怒りをかってしまう男性がいると思います。結果これは、ディスった男性のタイプと、ディスられた女性に性格によって効果が出る場合と出ない場合があると思いますね。
②タイムコンストレインメソッド

これは要するに時間制限法。男性がナンパしたときに「この後仕事だから30分しか時間ないんだけどちょっとどう?」「用事があるからもうちょっとしたら行かないといけないんだけど」などと言って忙しいフリをします。そうすることで女性がしつこく付きまとわれたら面倒だなと思う気持ちを消すことができます。そして忙しい男性のフリをすると、仕事やプライベートで重要な人物だ、人気者なんだと思わせられる効果があるということで、恋愛工学ではこの時間制限法のテクニックが紹介されています。
確かにこう言われると、すぐに立ち去ってくれるから会話に応じても大丈夫、という安心感が生まれると思います。これがないと、一度足を止めて話し込んでしまったら逃げられなさそう…と思って早く立ち去ろうとしてしまいます。よってこのテクニックは上手いな!と思いますね。
③相手の目を見る

これは、ナンパは声を掛けてからが勝負なのではなく、実際は声を掛ける前から視線を送って目でコミュニケーションを取ることが大切、ということだそうです。目を見るというのは重要なコミュニケーションのひとつで、女性は、相手の目をしっかり見ることのできる男性に自信と余裕を感じることから、目を見るということが恋愛工学においては大事なテクニックのひとつなんだそうです。
これも言えてますね。目をじっと見てくる男性って、自信ありげに見えますし、不安や恐れのない余裕が感じられるので、自分より上だなと感じます。逆に目をそらしたり、直視できずにキョロキョロしながら話す男性には不安と自信のなさを感じます。男女関係においては、口説けるかな、大丈夫かな、と不安を感じているような男性なら女性は軽くあしらえてしまいます。逆に自信のある男性には負けてしまいそうに感じます。ということは、目を見るというテクニックは効果があると思います。
④ダブルバインド

ダブルバインドとは、女性を誘う時にNOを言わせない誘い方です。二つの選択肢を出し、どちらを選んでも誘いに応じるような質問の仕方をするのです。例えば「今からコーヒー飲みに行かない?無理だったら今度ディナーでもいいけど」というふうに聞いて、今からコーヒーは無理だけど後日ディナーなら…と答えさせるようにもっていくテクニックです。選択肢が二つしかないと、自分が思う答えは本当はその二つ以外だったとしても、その二つの中から選ばなければいけなくなるという人間の心理をついたテクニックです。
これって、どちらも自分の中の正解ではないのに自分の意に反した選択を迫られてますよね。先程例えでご紹介した質問なら、その場では咄嗟にどちらかを選んだけれど、本当はコーヒーもディナーも嫌だったとしたら…この質問をしてきた男性の存在自体がストレスになる気がします。ですが、無理矢理選んだ答えでしぶしぶ男性と会ったとして、いざちゃんと話してみたら意外とおもしろかった…となり、それが男性の最終目的に繋がる可能性がないこともないとは思います。女性と親しくなるきっかけすら掴めない男性には、この強引なテクニックも必要なのかもしれませんが、女性目線で言えばちょっとこれはどうかなと思います。
⑤モテスパイラル現象

恋愛工学では、女性はイケメンやお金持ちが好きなのではなく、自分以外の女性にモテている男性が好き、というのが女性の心理だと紹介されています。イケメンよりも、イケメンでなくても女性にモテている男性の方が女性はより魅力を感じるということです。
これは確かに!と思いました。モテているということは何かしらの魅力があるからだと捉えるからだと思います。片思いしているときにライバルが現れた途端余計に燃えたという話や、自分に好意を持っている男性がいたけれど自分は興味なかったのにその男性がモテていることが分かった途端なぜか気になり出したという話や、また不倫にハマる女性の話からも、このモテスパイラル現象は使えると思います。見えないライバル(妻)がいるから燃える、一緒に過ごす時間はライバルを負かしたような気になって優越感を感じる、こういった不倫にハマる女性の心理も、このモテスパイラル現象が関係していると思いました。これは効果ありですね。
⑥イエスセット

これは、女性がイエスと答えるであろう質問をわざとたくさんして、その女性との間に肯定的な雰囲気を作ることでラポールを築き、最終的にホテルに誘われたときにもイエスと言わせるというテクニックです。「今日は雨がきついね~」「うん」「昨日は晴れてたのにね」「うん」「これ美味しいね」「うん」「もうお店閉店だね」「うん」「ホテル行こうか」「うん」という流れを狙っているのです。
まぁ言われてみれば…そう言いやすい空気にはなるかもしれませんね。でももし嫌ならハッキリ「いや今日は帰るね」って言えちゃう気がします。ですが、どっちでもいいかなくらいの男性が相手なら「うん」って言っちゃうかも?このテクニックは使ってみる価値ありかもです。
⑦セックストリガー理論

女性は好きな男性とセックスするのではなく、セックスした男性を好きになるという理論です。
これ、あると思います。全然好きじゃない男性とセックスするということはないので、セックスするということはそもそも多少は好意があったということですが、セックスした途端にそこまでハマってなかった男性に突然ハマってしまったということは多々あります。
普段他人に見せないお互いの姿を共有したという親密感からなのか、セックスの快感が=好き、だと思ってしまうのか、そこは分かりませんが、なぜかセックスしたら好きになったということはよくあるので、これは言えてると思います。
結論

いかがでしたか?恋愛工学の中で言われているテクニックや理論を女性目線で見たとき、テクニックによってはかなり効果的なテクニックがあると感じました。ですがこれはちょっと…?と思うものもあったので、恋愛工学で推奨されているテクニックを全て一から十まで実践するのではなく、相手の女性のタイプやそのときの状況などによって使い分けると効果を発揮するのではと思います。
恋愛工学で紹介されているテクニックや理論を全て見ていると、全て男性が女性より優位な立場になるように、女性に舐められないようにするテクニックだなと思いました。確かに男性からナンパをしているという時点では、男性からお願いして女性を誘っている状況なので男性が下になっていますよね。その上下関係をひっくり返して男性が上に立って優位にことを運べるようにするのが恋愛工学のテクニックなのだと感じました。
これを読んだ男性の皆さん、これだけはお伝えしたいのですが、女性を性欲処理のように思うのだけはやめてくださいね。無理矢理女性をベッドに誘うためのテクニックではありませんよ!女性も合意のもと、というのが絶対条件です。それを理解した上で恋愛工学を上手く活用して、ナンパが成功するかどうか試してみてはいかがでしょうか♡