女心のベースは「察してほしい」

ご存知かとは思いますが、「女とは実に面倒くさい生き物だ」ということを最初に申し上げておきます。そもそも男女では脳の作りが違うと言われているので、お互いのことを完全に理解することは不可能に近い。なんでも考えすぎてしまう女性からすると、「男は単純」と言われても、複雑に考えてしまうのです。「こんなこと思ってるんじゃないだろうか」と勝手に男性の頭の中を想像し、不安になることも多々あります。
なので、そんな複雑な女心から発した言葉を言葉通りにそのまま受け取ってはいけません。女性の言葉には裏?というかもっと奥行きがあるということを覚えていて欲しいのです。かまってちゃんとかそういう次元の話ではなく、男性より「人に嫌われるのが怖い」という気持ちが強いのであまりストレートに物を言わないのですが、「言わなくても分かるでしょ」と男性に察する猶予を与えているような上からな気持ちも無意識にあります。なので、「私だったらもっとここまで考えてあげるのに、なんでわかってくれないの?」と察してくれない男性に腹を立ててしまうのですね。
そして、これは聞いたことあると思いますが、女性にとって「共感」も大切です。「相談がある」と言うから、ちゃんと聞いてアドバイスもしたのに不機嫌になった。なぜなら、女性はただ話を聞いて欲しかっただけで、意見は求めてなかった。とはよく聞く話ですよね。つまり、「共感してほしいという気持ちを察してほしい」ということ。
もう一度言いますが、女は面倒くさい生き物です(汗)
言葉に隠された乙女の本音
先ほど申し上げた通り、女性の言葉をそのままの意味で受け取ってはいけません。どういうつもりでその言葉を言ったのかを、一度立ち止まって考える必要があります。では早速、女性の言葉別に、隠された本音をいくつかご紹介したいと思います。
「どっちがいいと思う?」

女性心理と言えば!と言っても過言ではない、定番中の定番ワード「どっちがいいと思う?」ですが、あなたは攻略していますか?一緒にショッピングに行くと大体は聞かれるんではないでしょうか。例えば、ワンピースを赤か青で悩んでいる女性にどっちがいいか聞かれ、「どっちもいいと思うよ」と言うと不機嫌になり、「赤かな?」と言うと「うーん」とまた悩む。散々悩んだ挙句結局買わない、なんてことも。「今の時間は一体何?なんて言ったら正解なんだー!!!」と思いますよね。女性も悩んではいるものの、心の中ではどちらにするかある程度決まっていますが、女性にとって一緒に悩んでる時間もデートなのです(笑)なので、そこを蔑ろにされると不機嫌になるというわけです。ここで上手くやり過ごすために、いくつか提案をしたいと思います。
・「〇〇(彼女)は最初どっちに目がいったの?」
「どっちがいい?」に対して、質問返ししましょう。そうすることで地雷を踏むことを避けれます。彼女に喋らせ、共感するのです。適度に質問をしていき、ちゃんと観察するとどちらがより気に入ってるかが見て分かると思います。それが分かればそっと後押ししてあげましょう。
・「赤の方が前に履いてた靴と合うんじゃない?」
こちらは五分五分くらいで赤と青を悩んでる場合に効果的です。元々持っているアイテムに合いそう!と提案することで「あ、ほんとだ!」となりますし、あなたの服装を覚えてたことにも「ちゃんと見てくれてるんだ♡」と女性は喜びます。「どっちも似合うと思う」と言うと投げやりだと思われるので、「なぜ赤がいいと思うのか」という具体的な理由を言うと納得しやすいです。
・その他
あなたが支払いをする買い物であれば、「どっちも買っていいよ」と言ってくれないかなーと思っている場合もあるので、早く買い物を済ませたい場合はどっちも買ってあげるのもアリはアリです。また、彼女が自分で買う場合に「どちらかは俺が買ってあげるよ」と言う攻略法もあります。好感度も上がるし、ものすごく喜んでもらえるでしょう(笑)
「別に怒ってないよ」

身に覚えがないのに、なぜか彼女が不機嫌・・・。「なんか怒ってる?」と伺うと、目も合わせず「怒ってないよ」
誰もが経験ありそうなシチュエーションですね。こういう時に女性が思っていることは、
「なんか怒ってる?って、なんやねん。怒ってないわけないやろ」です。はい、めっちゃ怒ってます(汗)男性からすると、身に覚えがないんだから「言ってくれなきゃ分からない。言ってくれたら謝って、早く仲直りできるのに」ですよね。おっしゃる通りです!
しかし、些細なことであればあるほど、言いにくいし察してほしい願望は高くなります。なぜなら、「こんなことでグチグチ言う女になりたくない」と思うから。態度に出てる時点でって話ですが、そこまでは我慢できないんです(笑)
ましてや過去に同じことで怒ったことだとなおさら!「何回同じこと言わすねん!」と煮え繰り返ってるので、早く何に怒っているのか気付かないと、更に面倒なことになります。ですが、何に怒ってるか分からないのにとりあえず謝るのは、余計に怒らせるのでNG。「〜が嫌だったよね、ごめんね」と理由をちゃんと分かってることをアピールしないと「何も分かってない!」となるので注意が必要です。本当に分からない時は・・・・聞くしかありません。
「気にしないで」

明らかに元気がないので「何かあったの?」と聞いたら、「・・・気にしないで」
ここで「そっか、テンション低い日もあるよね♪」とそのまま放置すると、心の声「いやいや、ほんまに気にしてないやん!全力で気にしろよ!目の前であんたの彼女が落ち込んでますよー!!」です。「気にしないで」と言われても、「いつもより元気ないじゃん。何かあったんでしょ?話聞くよ?」と言ってほしいんです、女心は。そこで何も言わず、スマホでゲームや漫画に熱中されたら「私のことなんてどうでもいいんだ」と、落ち込んでいる理由にあなたも追加されてしまいます。後々面倒なので、種さえも蒔かないのが賢明です。
優しく「話聞くよ?」と言った後、話し始めたら”共感を忘れず”聞くことに徹しましょう。何も話さない場合は、何も言わずただそばにいてハグして慰めてあげましょう。話せばスッキリする女性と、気持ちが落ち着くまで話せない女性がいるのでそこは分かってあげてくださいね。
「いいなあ・・・」

女「〇〇ちゃん、誕生日に彼氏がサプライズパーティーしてくれたんだって!いいな〜」
男「へぇ、彼氏マメなんだね」
女性の「いいな〜」に隠された本音は「いいなぁ・・・私の彼氏はロマンティックのカケラもねぇよ。一回で良いからしてほしいよぅ・・・」です。なんだかんだ言って女性は彼氏のノロケ話を友達にしたいもの。そのネタを定期的に提供して頂けたらありがたい、と思っています。そういう話で友達との間でも、優越感に浸りたいのが女性なのです。なので、彼女が何かに「いいなぁ・・・」と言っていたらできることはしてあげてくださいね!
隠れた女性の気持ちを攻略して”察する男”に!

こうやって文章にしていると、同じ女ながら何度も「女ってめんどくさっ!」となりました。時には同じ人間だと思えないくらい理解不能な瞬間があると思います。そういうことに直面する度に「なぜ乗り越えていくか」は、「愛があるから」という理由だけですね。愛があるから理解しようと思えるし、喜ばせたいと思う。
今回は女性の面倒な部分ばかり挙げましたが、男性にも面倒なところはたくさんあります。女性も男性を理解しようとしているし、我慢もしている。結局お互い様!ということ。考え方や感じ方の違いを理解し合えば、もっと平和的に愛し合えるはず!彼女がいる人もいない人も、女性の気持ちに敏感な”察する男”になれば、女性にとって貴重な存在のいい男街道まっしぐらですよ♡